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してい吸痕見つけ


「知らなかったとは言え、守ってやれなかった。すまぬ。わたしの落ち度だ。」

思い返せば、職探しに出かける度に、何度も直dermes激光脫毛 正の筒袖を意味ありげに引いた一衛だった。
何があったと問うても、かぶりを振るばかりで、それ以上直正は詮索もせず、一衛を置いて街に出た。

「……一衛がすべて自分で決めたことです。誰のせいでもありませぬ。」
「それは違う。」

一衛の手を引き、焦土と化した国許を後にしたのは、直正一人の考えだった。
藩公の血涙を吸った緋毛氈の欠片を懐に、幾度も武家の誇りも意地も踏みにじられたのを、二人で支え合ってきた。
職探しにかまけ、長いこと一人にしてしまった自分が悪いと、直正は深く恥じ入った。

「島原屋に付け入られたのは、いつまでもこんな所に逗留を続けたわたしのせいだ。もっと早くに、どこか違う宿をていたら、こんな目に遭わずに済んだはずだ。」

直正は、振り絞去斑るように何度も詫びの言葉を繰り返した。
伸ばした細い腕の内側に、赤く散るを見つけて、ついに直正ははらはらと落涙した。

「すまぬ……。嶋原屋を心底信用していた。一衛の身がこのように貶められているとは。すまぬ……一衛。仕事を求めて奔走る間に、このような災厄に見舞われていようとは……」
「直さま。お手をお上げください。一衛は、これでも武士の矜持を貫いたつもりですのに……人を助ける理由がなければ、一衛も会津の男です、とうに自害しております。」

やわらかく薄日のように微笑んで、一衛はいつもと変わらない笑顔を向けた。

「矜持だと?こんな目に遭っていながら、なぜ微笑う……?」
「直さまが昔と変わりなく、まっすぐな方だから嬉しいのです。」
「答えになっていない。」
「お伝えしようと思いながら、一衛も機を逃しておりました。」

いぶかしげに直正は一衛を見つめた。

「伝えたいこと……?」
「実は……もう胸の病は治窗口式冷氣機比較らないと、お医者さまに言われました。」
「馬鹿な!……元気だったではないか……長引いているが、ただの風邪だと言ったではないか。」